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手根管症候群(手の平のシビレ)病気と健康HOME
2019.04.22
手根管症候群(手の平のシビレ)
  • 上肢
  • その他

手根管症候群は、指と手の平にしびれや痛みを感じ、手が腫れぼったい、手に力が入りにくいなどの症状がみられます。また夜間にしびれや痛みのため睡眠が妨げられることもあります。

 

手根管症候群は手をよく使う仕事をしている女性や出産後の女性にみられます。女性に多い理由は、手根管のスペースが狭いためです。もちろん男性にも発症します。また肩凝りの原因が手根管症候群のこともあります。

 

手根管は、正中神経や指を曲げる腱が通るスペースのことで、手首の手の平側にあります。手首を曲げる動作が多いと正中神経が押され神経障害が起こります。小指がしびれることはありません。

 

治療は、ビタミン剤や消炎鎮痛剤の内服、電気治療、手根管内へのステロイド注射などのほか、装具で手首を固定し手首を安静にすることも効果があります。手首を曲げる動作を少なくすることが予防になります。
病状が進み、物をつまみにくくなったり(硬貨や鍵をつまみにくい場合など)、母指の筋肉が萎縮した場合は、手根管を開放する手術が必要になります。

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