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2019.04.26
ドゥケルバン腱鞘炎
  • 上肢
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母指の付け根の手首の部位に起こる伸筋腱(指を伸ばす腱)の腱鞘炎です。同じ腱鞘内を2本の腱(短母指伸筋腱と長母指外転筋)が通っているため、腱鞘炎が起こりやすくなっています。この腱鞘炎が起こると母指を屈伸するときに手首の母指側に痛みが出ます。 また手首を小指側に強制的に曲げられると痛みが強くなります (フィンケルシュタイン・テスト)。
 
原因は母指の使い過ぎによることが多いのですが、原因がはっきりしないこともあります。よく手首を動かす仕事に携わっている人、妊娠中や出産後の女性にみられます。手首をひねるなどのちょっとしたけがの後に起こることがあります。
 
治療は、関節の固定、電気治療、消炎外用薬、パップ剤、ステロイド剤の腱鞘内への注射などです。
これらの方法で症状が軽快しない場合は腱鞘を切開する手術を行います。

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